名作VS新作
2007.06.24(22:30)
ネタばれ注意!物語の結末も書いちゃっているから、これからDVD見よう、っていう人は見ないでね。
本日最後6本目のDVDは「日本沈没」。昨年公開のリメイク版ですわ。あまりに裏切られたので、むー、ときてます。

ディティールが非常にリアルで、はじめはよかったんですが、特撮で被災害に飲み込まれる人々までもがリアルに映りこんでいたのはどうも・・・
さらに物語中盤から明らかに前作と違う線路を走り始める。
滑り落ちるユーラシアプレートを超強力爆薬で寸断させて沈没を食い止めるんだー。草なぎ君が設計限界深度を越える旧型潜水艇で捨て身の爆薬点火!
ぅええ〜〜〜〜〜?!?!?!
沈没止まるのぉ〜〜〜〜?!?!
かくして日本は7〜8割は沈んだものの、すんでのところで救われたのでした。って
原作と違うや〜〜〜〜〜んんん!!
小松左京の原作小説を読んだのは、小学生か中学生の頃だったか?思春期のボクには衝撃的でしたよ。
そもそもの後半のテーマは、もし「国」というものがなくなったら?民族としての「日本人」のアイデンティティーとは何か?というものだったはず。
沈没後の日本人は世界中にてんでばらばらになってそれぞれ難民として扱われる描写があったり、自ら沈みゆく「日本」と命を共にする政財界の闇のボスがいたりと、そういった問いかけに近いものが沢山ありました。
当時はベトナム難民、カンボジア難民、パレスチナ難民などの世情の背景が理解を助けたんでしょうが。
これがリメイク版ときたら「愛する人を守るんだ」的な所だけになっちゃてて、ちょ〜っと原作に失礼ちゃうんか〜?
と憤ってしまい、イキオイでこれを書いています。
それにしてもよく小松左京がこの脚本でオーケーしたなあ。
もう一度原作本を読み直してみようかな。






